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台湾学生運動

台湾で 学生デモが国会議場占拠したのはなぜ?!「サービス貿易協定」って何?日本メディアが報道しないニュースを徹底解剖!

台湾で 学生デモが国会議場占拠したのはなぜ?!「サービス貿易協定」って何?日本メディアが報道しないニュースを徹底解剖!

2014年3月18日。この晩、台湾で事件が起きた。
主に学生たち約300人が台湾の立法院(日本の国会のようなもの)に突入し、議場を占拠したのだ。

この学生たちのデモ運動は、昨年6月に中国と台湾が結んだ「サービス貿易協定」(中国語:両岸服務貿易協議、 通称「服貿」の強行採決を阻止するためのものだった。

この事件の前日には、この協定の発効に向け、立法院において審議が行われた。
しかし、与党・国民党の議員が時間切れを理由に一方的に審議を打ち切ったため、「不透明な密室協定」として国民から強い反発を招き、本事件の引き金を引いたのだった。

このような大事件を、なぜか日本メディアはあまり報道せず、日本国民でもこの事件を知る人は決して多いとは言えない状態だ。

今回は、この学生デモ運動がなぜ引き起こされたのか、噛み砕いてお伝えする。

デモに至るまで

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では、実際にどのようにしてこの国会占拠がなされるほどの大きな学生デモ運動が行なわれるようになったのだろうか。

届かぬ民意

2013年6月下旬、サービス貿易協定が密かに締結されるというニュースが流れ、台湾国内で物議を醸したのが全ての始まりだった。
国会は、「サービス貿易協定は、一箇条ずつ審議し、表決すべきだ。立法院によって審議・通過しなければ、成立できない」 という結論をづけた。

その結果、同年9月に、サービス貿易協定を国会で審議する前に,合計16回の公聴会を開くことが決められた。
しかしながら、この公聴会は形式的なもので、学者や公民団体の意見が与党議員らのもとへ伝わることはなかった。

民意を無視した強行採決

そして、ついに国会で決定がなされた。
2014年3月17日、中国国民党の張慶忠立法委員は立法院会議の司会を担当し、僅か30秒(一説は3分間と言われる)で、
「サービス貿易協定は3ヶ月の審議期限をオーバーしたため、審議は十分だとみなされる」
と述べ、会議を終えた。

そう、与党の国民党は、「一箇条ずつ審議する」という当初の約束を破り、サービス貿易協定を強行採決しようとしたのだ。
そうなると、サービス貿易協定は、3月21日、25日、28日のうちのいずれかで成立してしまう

そして国会占拠へ

この事態に当初からサービス貿易協定をめぐる審議に不満を抱いていた学生たちの不満が爆発し、3月18日夜、約300人の学生は立法院に突入し、立法院を占拠した。
立法院が占拠されたのは、もちろんこれが初めてのことで、まさに歴史的瞬間であった。

そして現在もなお国会場内外の占拠・抗議運動は現在もまだ続いている。
3月19日夜、立法院周辺に2万人、3月20日・21日3万人以上が集まっている。

サービス貿易協定ってなんだ?

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では、台湾人たちがこぞって反対している「サービス貿易協定」とは一体何なのか。

サービス貿易協定とは、中国と台湾がが2010年に締結した「経済協力枠組み協定(ECFA)」に基づいた具体化協議の1つで、両国におけるサービス貿易制限を解除し、市場を相互に開放し、貿易の自由化を目指すというもの。

要するに、中国は台湾に、台湾は中国へ進出しやすくして、お互いに儲けましょうね!っていうもの。

しかしながら、この協定には台湾にとっていくつかデメリットが存在している。
そのうちの代表的なものをここで紹介する。

台湾の中小企業が潰される

中国の大手企業が台湾の市場に参入することが、台湾の中小企業にとってとてつもない脅威となるのだ。

中国の大手企業は、「一条竜」というビジネスモデル(原料から販売まですべてのプロセスが一つの会社で行われる)を台湾でも適用し、低コストで商品・サービスを開発・提供すると見られている。

そうなってしまうと、台湾の中小企業は太刀打ち出来ず、廃業に追い込まれてしまうのだ

人材流出

台湾企業が中国に進出する際、多くの台湾人の優秀な人材もともに中国に進出することになる。
その結果、国内に優秀な人材が不足し、国内におけるサービスの低下が心配されている。

言論・情報の安全性

台湾人の心配の1つに、中国からの言論統制がある。
中国の印刷業・出版業が台湾に進出し、大きくシェアを取れば、言論統制された出版物を出版し、台湾における言論の自由を阻害する危険性があるのだ。
中国共産党の思想に気がついたら毒されている、といったことも起こりかねないのだ。

また、中国の通信業が台湾に進出し、台湾人の個人情報・行動や消費履歴・戸籍データを中国に流出させ、台湾の国家安全が脅かされてしまう危険性がある

このようなデメリットを十分に審議することなく、協定を締結しようとした国会に「待った」をかけたのが、今回の学生デモ運動なのだ。

品のある国会占拠

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国会占拠というと、多くの方が物騒なイメージを抱いていると思われる。
しかしながら、今回の台湾における国会占拠はそのようなイメージとは無縁のものであった。

学生たちは、「非暴力抗議」を強く唱えており、立法院周辺に集まった数万人の民衆は暴力的な抗議活動を一切せず、秩序を保っているのだ。
そのため、警察との衝突も行なわれていない

また、近隣住民へ迷惑を掛けないように、ゴミは普段のように分別するよう呼びかけられたり国会内外で学問に励む大学生が多く見受けられ、何とも平和な様相であると現地住民は話している。

ある台湾人の声

ここでは、youtubeで公開された、とある台湾人のメッセージ動画を紹介する。

一言一言に込められた想い、あなたはどう受け取る?

国会占拠の模様

ここでは、実際にどのように国会占拠がなされたのか画像で見ていく。
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更に現地の画像が見たい方は、
【台湾学生デモ運動】画像で見る国会占拠!立法院〜行政院
をご覧あれ。

日本での応援

ほえほえくまー 台湾学生 国会占拠
現在、メディアではあまり放送されない中、有志による拡散運動が行なわれている。
その中でも「ほえほえくまー」の応援メッセージが多くの若者によって行なわれており、徐々に日本に広まりつつある。
ミラクルトレンドの他の記者がこの件について記事を執筆したため、興味がある方は是非ご覧あれ。

「ほえほえくまー」台湾学生の国会占拠への日本らしい応援が話題に

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コメント一覧

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  1. [サービス貿易協定] 反対運動が全世界で3月30日(日曜日)に一斉に行われます。日本では東京 代々木公園 九州 福岡 仙台 京都会場は午後13:50、場所は京都大学法経済学部東館(5号)旁川堂。

    参加希望の方は黒い服装にて。自作のプラカードも歓迎です。
    [ひまわり]がこの運動のシンボルです。 ほえほえくまー!

    国籍、民族、性別、職業問わず、皆様、是非とも御賛同のもと御参加ください。どうぞよろしくお願い致します。

  2. 日本にはあまり報道されていないようですが、それは中国からの圧力があるからかもしれませんね。

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